【IB様が、こだわられたポイント】
弊社の構造見学会に参加され、私達の家づくりに対する考えをご理解されたIB様は弊社にプランを依頼されました。
IB様の敷地は北面道路であり住宅が隣した地域で、築後40年ほどの間に増改築を繰り返し行ったため、太陽の光が差し込まず、昼間でも電気を付けないと真っ暗な家にお住まいでした。
新しい家でどんな夢を叶えたいか?を、お聴きしたところ、奥様が想いがこもった声で「社長!とにかく明るい家がええねん」とおっしゃり、プランニングをはじめました。
【プランニングでのポイント】
まず この家づくりの1番の夢である明るいLDKを どのように実現するかを考えました。
南側には路地を挟んで違法建築の4階建てが建っています。その東側の路地と2階建ての家の上からの太陽の光を取り入れるために2つの方向でプランしました。
ひとつは2階の南東側に奥行きのあるバルコニーを設けそこから光を取り入れる2階LDKプラン。そしてもう一つは 家の真ん中にパティオ(中庭)と らせん階段が通る吹き抜けを設けてなおかつ2階の南東側をすべてバルコニーにすることで1階に光を取り入れるものです。
そして、この2つのプランにはメリットとデメリットがあり、IB様にじっくりとご説明して、どちらの方針で進んでいくかを選んでもらいました。
2階LDKのプランのおもなメリットは 特に吹き抜けをつくる必要もなく廊下も最小限、スペースを有効に利用でき部屋も大きくとれます。
結果として生活動線もスムーズで暮らしやすいプランになります。
そして デメリットは2階にLDKがあるため 奥様の家事(料理、買い物、洗濯)の作業動線に階段が入ってしまうこと、1階の人の出入りなど状態が把握しにくくなるというものです。
一方 光を取り入れるパティオがあるプランのメリットは、1階のLDKに待望の太陽の光を取り入れることが出来る。
結果として水回り(台所、洗面所、お風呂)が1フロア-にまとまるため奥様の家事はしやすく、LDKと各部屋とのプライバシーが確保しやすくなります。
なんと言ってもパティオに隣接する吹き抜けと、らせん階段があるLDKはこの家のメインテーマを象徴しています。
デメリットは家の真ん中にパティオがあり生活動線に無駄ができてしまう、結果として部屋が小さくなり廊下も増える。光を取り入れるために窓が多いため 夏暑く冬寒くなりやすい というものです。
この2つのプランをお持ち帰りいただき、1週間かけて家族会議をされた結果、IB様は光のパティオがある家を選ばれました。
琉球畳風の和紙畳と大壁造りの壁にて、シンプルで明るい仏間
【IB様が仕様・設備へのこだわられたポイント】
システムキッチンにはこだわられ、弊社標準仕様のひとつであるクリナップ社製システムキッチン"ラクエラシリーズ"にオプション設定のブルモーションレール(オーストラリアの金物メーカーの高級レール)をつけて収納量が充実しているシステム収納もコーディネイトされました。
【施主様の喜びの声】 見学会案内のチラシを見たときは変わったチラシが入っているなあ、近所だし試しに見に行ってみるかと軽い気持ちでした。
でも実際の現場を観ていると素人目にもでっかい木が使われていて構造がしっかりしているのを感じたんです。
それと展示してあった説明を見るうちに建築工房まつもとの考え方がなかなかよさそうだったので、松本社長に依頼してみようか ということになりました。
「とにかく明るい家がほしい」と社長さんにお願いしたところ、明るくて暖かくて木の香りがする素晴らしい本物の家に住むことが出来ました。大満足です。